紀平梨花、逆転V 日本人初GPデビューから連勝「本当にうれしい」

スポーツ報知 によると。

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位発進の紀平梨花(16)=関大KFSC=が138・28点、合計205・92点で逆転優勝。日本勢初のGPデビューから2連勝でGPファイナル(12月6~9日、カナダ・バンクーバー)出場を決めた。SP首位の三原舞依(19)=シスメックス=は134・86点、合計202・81点で2位。平昌五輪銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(19)=ロシア=は4位だった。

 紀平の心は揺れていた。「どうしよう。脚に力が入らない」。好調だった朝の公式練習から一転、時差ぼけの影響でフリー直前の6分間練習は状態が急変していた。だが、初めての経験にも動じないのが16歳の強さ。「できる限りの演技をしよう。練習と思って」。冒頭の大技3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)で着氷をこらえた瞬間「自分の筋肉では精いっぱい」と感じ取ると、2本目はトリプルアクセルをあきらめ、2回転半―3回転の連続ジャンプに変更して成功。土壇場での冷静さが逆転優勝を引き寄せた。日本勢初のGPデビュー2連勝に「優勝できたことは本当にうれしい。脚に力が入らない状態での最高の演技だったと思う」。

 トリプルアクセルはSPとフリーで成功0本でも優勝する地力を発揮し、浜田美栄コーチも「緊張の中でもできるようになり、少しお姉さんになったかな」と成長を実感した。ジュニア時代から練習や試合の反省点を携帯電話のメモ帳に書き留めてきた努力家は「冷静に判断できたのも経験から。積み重ねたものが身についてきた」と胸を張った。

 ジュニア時代から磨きをかけてきたのはジャンプだけではない。週に2~3回通っているダンススクールは、芸能デビューを目指すような高い意識の生徒ばかりが通っている。日々、高いレベルの中でダンスを学び、表現力を身につけてきた。シニア1年目ながら、芸術面を評価する演技構成点は5項目全てで8点台。地球の誕生をテーマとした「ビューティフルストーム」の雷や波の激しい音とともに、力強く舞った。

 次戦のGPファイナルでは、五輪女王で同学年のアリーナ・ザギトワ(16)=ロシア=との直接対決。「完璧の状態で自己ベストを更新できるように頑張りたい」と誓った。

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